夏の節気スタート「立夏の初候「蛙始鳴」

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5月5日~5月20日は立夏

昨日から春最後の節気「穀雨」が終わり、夏の節気「立夏」がスタートしました。立夏の立ち位置は立春の夏バージョンであり、春が本格化する春分と、夏が本格化する夏至の中間といった位置づけで在ります。グレゴリオ暦5月と言えば、まだ春の空気も色濃く残っている時季でありますが、桜の花は落ちて新緑が芽吹き、道に生える雑草も花は落ちて青々と生い茂り、日差しも少しずつ強めになり、日傘や日焼け止めが必要となる、そんな「夏」を想起させる自然が目に映るようになってきます。肥沃な土地であれば、ミミズや蛙の姿も見えるのではないでしょうか。

これを書いている5月6日は、季節の変わり目といった感じで不安定な気候ではありましたが、その前日たる5月5日はだいぶ日差しの強い一日だったように思えます。

そんな、夏の光をまとい始める節気、それが立夏と言えるでしょう。

立夏の初候「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」

そんな立夏の初候、つまりは七十二候夏の候のトップバッターを飾るのは、「蛙始鳴」です。

蛙の大合唱で始まる夏の訪れ

冬眠から目覚めた蛙たちの鳴き声が聞こえ始める、夏の入り口の季節です。

思わずうとうとしてしまう、のどかな春の陽気に誘われて出てきた生き物たちが、夏に向けて本格的に指導します。

特に田んぼの多い地域では、蛙たちの求愛の歌が、あちらこちらで昼夜問わずに鳴り響き、否が応でも、夏の訪れを知らされることでしょう。

神宮館「暮らしを楽しむ開運七十二候」P60

どうやらこの時期は蛙が冬眠からちょうど目覚める時季のようです。蛙と言えば梅雨の時期に道行く先々で鳴き声や姿を見ることが多いイメージでしたが、活動自体はもう5月初頭に始まるのは驚きでした。

蛙は日本においては両生類の代表的な生物といったイメージですが、日本に住まう両生類は、どうやらその8割が日本固有の種のようです。昨今増加傾向にあり絶えず危機にある生物多様性ですが、日本はその生物多様性においては固有の種が非常に多い地のようです。カエルの鳴き声も聞こえなくなるほどにそれが脅かされないように、できることをやっていきたいなって思いますね。

蛙始鳴の時期の食べ物

端午の節句で、柏餅と並んで食べられる縁起物。笹の皮に包まれています。笹の中身は、葛粉に砂糖を入れ、こねて蒸した餅菓子であったり、もち米を蒸したおこわであったりと、地方によって違います。

若布

みそ汁の具や酢の物などで馴染みのある海藻。「古事記」や「万葉集」などにも、その名前が見られます。ミネラル、カルシウムやカリウム、亜鉛などの栄養分が豊富です。

神宮館「暮らしを楽しむ開運七十二候」P61

アボカド

「気」を補い、疲労がたまっているときに元気を取り戻すほか、免疫力アップにも役立つとされます。また、解毒を促進するとされるので、飲み過ぎで肝臓が心配、という場合にもお勧めです。

レモン

頭が重い感じ、倦怠感、憂鬱感などの不調を引き起こす、身体の余分な水分である「痰」を取り除くと言われます。また、良い香りで気分をすっきりさせます。

大友育美「七十二候の食薬レシピ」P50

そう、今年の5月5日は立夏、蛙始鳴のスタートであると同時に、端午の節句でもあるのです(また、旧暦4月8日でもあるので、大乗仏教圏の灌仏会(釈迦の誕生日とされる日)でもあります)。粽と言えばわたしは関東在住なので確かに三角形の中華おこわがなじみ深いですね。とはいえ自分の生まれ、もといルーツは関西でもあったので、自分で作るのは関西方式を作ってみました。

重箱の中に粽が5つ入っている

上新粉ともち米粉と甜菜糖で作ったシンプルなものです。餅を作るのは菱餅や春彼岸の時の牡丹餅以来でしたが、中々いい感じにコシのある仕上がりになって満足でした。

他の食材も栄養価が非常に高く、不足しがちなものを補える素敵なものですね。アボカドはオレイン酸という非常に上質な脂肪酸を非常に多く含んでいる、いわば積極的に取りたい脂質の持ち主でもある「森のバター」の誉れ高い果物でもありますので、わたしも最近お菓子の材料として積極的に取り入れておりました。

上のパンを乗せる前のサンドイッチを皿に乗せたもの。具材は下からヴィーガンマヨネーズ、レタス、ヴィーガンマヨネーズ、トマト、アボカド、ヘンプシード(麻の実ナッツ)となっている
サンドイッチを皿に乗せたもの。具材は下からヴィーガンマヨネーズ、レタス、ヴィーガンマヨネーズ、トマト、アボカド、ヘンプシード(麻の実ナッツ)となっている。

そして最近は、オシャレなヴィーガンサンドイッチを作ることにも目を向けだしておりましたので、アボカドとトマト、レタスを用いたBLTならぬALT(アボカド、レタス、トマト)サンドと作ってみました。麻の実ナッツがアボカドの舌触りとトマトの酸味、レタスの食感にヴィーガンバターとマヨネーズの濃厚なオイリー感を引き締める役割を担っており、朝ごはんにバランスのいい仕上がりとなりました。

また、この時季は開運グッズとして蛙の置物なんかをリビングや玄関に置くことで安全運や金運が期待できるとか何とか。蛙始鳴、という候にちなんでの縁起物としては面白いかもしれませんね。あるなら蛙の箸置きとか面白そう。

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