2025/9/7 白露の初候「草露白」1日目

お菓子作り
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今日から二十四節気第15の節気白露。その初候「草露白」、くさのつゆしろし。大気が冷えて朝の草木に結露した水滴が滴る季節、らしい。果たして本当にそうなのか、起きてすぐ近所を散歩して見て確かめてみようと思う。確かに日中の暑さは気候変動もあって今月いっぱいは続くらしいけど、日が出る前と日が沈んだ後はもしかしたらその影響が薄く、当時のように大気に冷えが見えてくるかもしれないし。でも朝露、というのは生命の根源たる水と大地を多い地上に棲む生き物の声明を育む草のハーモニーでもあるので、小さくても壮観な姿だと思う。見つけたら小さな幸せを感じられるの。なんにせよ、朝をもっと地球の美しさに触れる時間にもしたいなとも思う。

さて今日は、お菓子を作って一日が終わった。9月になって旬の食材が様変わりして、スーパーにパック詰めじゃない生の栗が出回るようになって、どうせならモンブランを作りたいと思って、ということで作ってみた。栗ペーストは加工食品としてのものを使えば栗の下処理の必要がなくなるのだけど、それに使われている砂糖が骨炭使われてたらアウトだし、なにより旬のものは生のものから使っておきたいというのがあって、人生で初めて栗をむくところからモンブラン作りをやってみた。

結果、想像以上に栗を加工するのに時間がかかった。鬼皮剥くのはある程度進んだらちゅるんって感じに向けるのが気持ちよく、楽しくできたんだけど、問題は渋皮。手早く剥くコツなんてものもなく、かといって焦ると包丁が親指に食い込みかねないのでゆっくりやらなくてはで、もう精神との戦い。多分30分以上かかったと思う、皮剥くだけで。栗の渋皮を効率よく剥く方法、探してみないと。結果として午前中は栗ペースト作りで終わってしまった。

そしてお昼、あえて渋皮を向かなかった栗をいくつか渋皮煮にして、栗ペーストをマロンクリームへと加工して、あらかじめ作っておいたココナッツクリームのホイップで、タルトレットベースのアレルゲンフリーモンブランをデコレーション。作ったクリームは味見して見たらほっぺたが落ちるほどおいしかった。いやこれ全部牛乳も、生クリームも、卵も、豆乳も、アーモンドも、使ってないんよ、それでこれ!!!って感じで魂だけで部屋中駆け回ったくらい。

ところがここでアクシデント。クリームを絞り出す絞り袋のカット具合を間違えた+口金のカップリングサイズが合わず、思いっきり絞り袋からはみ出て後半グダグダに。いやマロンクリームも、栗の渋皮煮も、タルトレットも、ホイップクリームも上手く行っただけにこんな道具の使用ミスだけで台無しになってしまったのが物凄く悔しい。特にクリームは先週の雪辱を果たしただけになおさらそう思う。多分今月もう一度くらいモンブランリベンジやると思う。

それにしても、アレルゲンフリーのスイーツ、最初はできるのか半信半疑で、ヴィーガンのスイーツでほとんどに使われるアーモンドプードルや豆乳が使えないのが本当に大丈夫か不安だったんだけど、実際タルトやクッキー、そして今回モンブランとか作ってみてもびっくりするくらいしっかりできている。実際にやってみて思う。多分世間が思っている程動物性食材も、アレルゲンも使わないお菓子は難しくないし、味だって正直大きく劣る、なんてことは絶対にない。きっとそう感じられるような食材の開拓を、わたしの前にたくさんの先人たちが切り開いてくれたからできるのだと思うけど。ならわたしはこれをさらに先に持っていきたいなって思う。誰でも楽しめる、理不尽に奪わなくても作れる、どんな生命も置いていかないで美味しいおやつ体験をすることはきっとできる。そう思える可能性が、今になってようやく確信を持って言えるようになった、そんな日だった。お菓子作りに一日を費やしたことは、決して無駄ではなかったよ。

アレルゲンフリーのモンブランタルトレットと深煎りのコーヒー。モンブランの奥には家長むぎのにじぬい、コーヒーの右側には司賀りこのにじぱぺがある。

そしてこれがその作品。多分もっときれいにできる。でもアレルゲンは一切使わず、加工品も一切使わずにここまでやれたのは誇らしいよわたしが。

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