4月ももうすぐ終わる。4月の節気は春分、清明、そして穀雨の3つでした。思えばだいぶ気温も天気も不安定な春だったように思えます。雨の日や冬のように寒い日もあれば、穀雨の時期は基本的に暑い日が続いているような。雨の日がいい感じのアクセントになっていました。
で、そんな穀雨の次候は、霜止出苗。寒さとはすっかり無縁となったこのタイミングにはぴったりの候ですね。流石に自然と共生していた先人たちは、気候の変化に敏感だなあって思います。
由来
霜がなくなり田植えの準備が始まる
朝晩の冷え込みがなくなり、霜も降りなくなった頃、ようやく田植えの準備が始まります。農家の人々にとって霜は天敵の一つ。今でこそビニールハウスで苗を守ることができますが、かつては霜によって苗や新芽が萎れてしまうことも珍しくありませんでした。
健やかに育った青々とした苗の絨毯を見ながら、もうすぐ訪れる忙しくも活気のある稲作のシーズンを思い浮かべます。
神宮館「暮らしを楽しむ開運七十二候」P52
霜って農家にとっては非常によろしくないものってのはどこかで聞いたことありましたが、田植えにとっては致命的だったんですね。冬に農作物が育たないのは空気中の水蒸気が凍ってしまうから乾燥もありそうですが、霜のように凍りかけの冷たい水によって土が冷やされてしまっても土そのものがやせてしまう、とかなのでしょうか。湿度や温度が適切でないと植物は生き残れないというのは、最近eco検定の勉強でもちょいちょい出てくるものではあります。こういうところで日々の勉強がつながってくるのはやはり学びの楽しいところですね。
田植え、と言えば自分の実家の地域には歩いて行けるところに水田が広がっていたことを思い出します。小さい頃はそこでザリガニや水生生物を探していたこともありましたし、田に生息していたヒルのことが怖くて仕方ありませんでした。というのは、ヒルにうっかり触れてしまうとまとわりついて吸血してくる、って話を聞いたからその吸血って響きが子供心には恐ろしかったのだと思います。当時の吸血のイメージってヴァンパイアとかでしたから。実際ヒルに噛まれたら対症療法結構めんどくさいみたいだったので、結果的に過度に恐れたのは功を為したのかもしれません。今となっては、いくらかみつかれたからと言っても自分が本来ならしなくてもいい遊びでヒルの住処を踏み荒らして防衛のために噛まれたからと言って殺すのは忍びないので。それをせずに済んだのはよかったな、って。
今の住所には近くに水田がないので、そこは少し寂しいところですね。田植えシーズンと言ってもそのうえられた小さな苗が立ち並ぶ水田をなかなか見ることができないので。たまには里帰りして水田でも見ようかな。
この時季の野菜
春キャベツ
柔らかい葉の中に、ぎゅっと中身が詰まっている春キャベツ。4月から6月にかけて収穫されて店頭に並びます。みずみずしく甘みがあるため、生食に向きます。葉の巻きが緩いのが、美味しいものを選ぶコツです。
神宮館「暮らしを楽しむ開運七十二候」P53
この時期の春キャベツはかつての高騰が騒がれたときと比較すると半額以下になってましたね、だいぶお求め安くなりました。
実はわたし、ヴィーガンではあるのですがキャベツ自体はあまり手を出していませんでしたね。食物繊維はもち麦ごはんやゴボウやオートミールで十分足りていた、というのもありましたが何より冷蔵庫がかつての小さいものだとキャベツのでかさだとまともに入らない、というのが大きかったです。今の冷蔵庫だと、しっかり野菜室に収められるので、ようやく手を出すことができました。
そんな春キャベツ、わたしはサンドイッチにしてみようと思います。サンドイッチについては、今までは朝ごはんに野菜を摂る一環として取り入れていましたが、余った野菜を適当にパンにはさんでただけの代物でした。しかし、サンドイッチと言ってもその具材はちゃんと下ごしらえをし、バンズも普通に焼いたものだけでなく蒸しパンなどで作るとより味わい深くなるという話を、家長むぎさんの配信で耳にしました。どうせ普段からサンドイッチ食べてるのだし、それにサンドイッチであれば、店の軽食メニューとして採用できるかもしれないし、ヴィーガンにとっては色彩も風味もバリエーションを抱負にできる可能性のメニューだと思い、せっかくだから本格的に作ってみようと決めました。
そこで購入したのがこの二冊。
今井ようこ著「蒸すからおいしい米粉のパンとケーキ」山と渓谷社
レシピ本というのは本当に宝物庫みたいです。盛り付けられた写真はどれも美味しそうなので食欲をそそりますし、調理の上での土台がレシピという形で表れているので、ここから自分なりの発展や派生を考える事への足掛かりともなります。見て楽しい、試して楽しい、考えて楽しいと、まさに学びの喜びと似ていますね。だからわたしは料理が好きだし、レシピ本が好きなのです。この辺の話も色々としたいですね、家長さんのちょっとした発言で、最近味について色々考えることがあったのでそれも合わせて。
