5月も早いものでもう終わり。二十四節気も三分の一がいよいよ終わろうとしております。そんな三分の一の最後を飾るのは小満の末候「麦秋至」(むぎのときいたる)です。
麦秋至
麦秋至、それは文字通り麦の時に至った、ということです。要するに、麦が穂を付け刈り入れ時となる、そんな時期でございます。前年に植えた麦が穂に実りを宿し、麦畑は一面を黄金の化粧で覆う、そんな光景が目に浮かびます。
ここでいう秋、というのは季節の秋というよりは「実りの時期」という意味で用いられているようです。麦秋という言葉がありますが、あれは麦が実る時季を言う季語で、初夏の季語なんですね。秋なのに夏?って初見だと疑問符が浮かびましたがいざこうやって疑問が解かれると言葉の面白さを感じますね。麦秋という季語を用いて実は夏の俳句なんですよ、みたいなのを詠むのも現代ならではの楽しみかもしれません、昔はそれが当たり前でしたからね。麦秋と言えば小津安二郎監督作品の映画もありますね、どんなものかはタイトルしかわかりませんが、名作と言われるものらしいのでいつか見て見たくはあります。
ちなみにそんな麦秋至、麦の収穫というめでたい時季ではありますが、同時に梅雨入りの時期でもあるので、雨でやられる前に麦を刈り入れるために農家の皆様は大忙しなんだとか。ここ最近は梅雨入りが早いので(それも都心部だとヒートアイランド現象も関連してそうなんだとか)麦の時が至る前に手を打たないと、といった状況に追われている以上、本当に環境問題は他人事じゃないと思う、いろんなところで繋がっているんだって改めて思います。そしてこの時期に降る雨のことを麦雨というらしいです。色々な現象に麦の名前が冠しているのですね、まさに麦の時至るです。
この時季の果物には夏みかんがあります。現在は山口県萩市が名産地の一つとなっていますが、こうなった理由は明治期の政策で失職した武士に夏ミカン栽培を旧萩藩が奨励したのが始まりだとか。クエン酸豊富な夏ミカン、今年はこれを使ったお菓子も何か作ってみたいものです。
鳥はシジュウカラ。雀の仲間の黒い縦じまが特徴的な小鳥です。うちの地元、雀とカラス以外にもちょいちょい小鳥が飛んでるので、見られたらうれしいなあ。
そして植物は野茨。赤い実は漢方の利尿薬として利用されることもあるんだとか。草原や川岸にも生えるらしいから、近くの川を探して見るのもいいかもしれません。
麦秋至のパン祭
そんな麦秋至、麦畑をイメージしつつ、麦が食生活を豊かにすることに感謝したいと思い、わたしは今日、そして明日、勝手に自分でパンを色々作る麦秋至のパン祭なるものをやることにしました。
といっても、我が家に小麦粉はなく、基本的にグルテンフリーのものばっかり作っているので、どちらかというとオートミール(オーツ麦)を何かしら取り入れてパン祭やる感じです。




本日はこの4品を作りました。
- 生米で作ったブルーベリーのベーグル
- 生米で作ったメロンパン
- 高キビローフとブロッコリー、セミドライトマトを蒸しパンで挟んだサンドイッチ
- 生米で作ったマルゲリータピザ。チーズはもち米で作った。高キビローフ乗せ
作って思ったことは、一度にたくさんの品目を作るのはまだ慣れていないため、一回につき逸品作るのが性に合ってるなあってとこですねえ。あと、生米パンはミキサーにかけた関係か、多分ミキサーの摩擦熱でイーストが結構死んでしまったのが発酵微妙な原因かなあと思いました。
その一方で、高キビで作ったミートローフ風と、もち米チーズは個人的にかなりいい出来でした。高キビローフは高キビによる高たんぱくもあって、ブロッコリーとの相性も抜群、味もポテトコロッケをマイルドにしたようなソフトな味わいで、トマト系統との相性が非常にいいなって思いました。これにひよこ豆ペーストとかと一緒にサンドイッチしたら、高たんぱく、高ミネラル、豊富なビタミンと食物繊維、鉄などを効率よくとれることが期待できます。そしてもち米チーズはもうほぼチーズって感じでジューシーな味わいでした。これは常備しておきたい美味しさですね。
発酵が微妙だったのが個人的に大分悔しいので、明日リベンジも兼ねてベーグルとメロンパンはもう一回作りたいですね。あと明日はカレーパンも作りたいです。
