小暑の次候「蓮始開(はすはじめてひらく)」

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もうあと2日しかないんだけどそれでもぬかすのはなんか違うと思ったので。

これまた直球なネーミングですね。小暑の次候は「蓮始開(はすはじめてひらく)」です。花にまつわる候はだいぶわかりやすいネーミングが多いし、意味もストレートです。蓮の花が開花する、ということです。とはいえ、蓮の実物をわたしは見たことがないのですよね。里山のビオトープとかにはあったりするのかしら。川崎には宮前区や多摩区に里山や緑地があったりするのでその辺りを探せば見つかるかもしれない。ホタルの保護を行っている緑地もあるので、そう考えると川崎区や中原区以外はだいぶ自然に満ちているバリエーション豊富な町なのですよね。

とまあ、川崎の話はこの辺にして、どうやら蓮の花は、開花してからわずか4日ほどで散華してしまうらしく、その寿命は蝉並みに刹那的なようです。夏の風物詩と言われる存在はどれもあっという間の命ですね。どうも今年は蝉があまり鳴いていないらしく、気候変動の影響がここまで迫ってきているようですね。個人的にもう温暖化については一定ラインまでは進んでしまうのは避けられないので、あとはそのツケをどうやって払っていくか、これ以上ツケを貯めないようにすることを考えないといけないなって思います。

また、この時季は鬼灯の開花時期でもあります。だからか、花屋さんにも並ぶようになりましたね、鬼灯。花が咲くと、萼片が大きくなり、果実を包み、その青い萼片が赤くなることで、あの赤いふくよかな唐辛子みたいな姿になるそうです。青いのが赤くなるのも、なんかトマトや唐辛子みたいですね。

あとこれは最近知ったのですが、どうやらアゲハチョウってこの季節に羽化するみたいですね。ぶっちゃけ春の蝶だと思ってました。川崎区のようなアスファルト多めのエリアでもアゲハ蝶はそれなりに見ます。が、やっぱりあのフォルムは良いですね。蝶はひらひらと無軌道に、本当に自由に舞っているように見えます。世界の潮流などどこ吹く風、といった具合に。空を飛べる生き物に対してはわたしはよくそう思いますが、蝶に関してはよりそう思います。鳥は中々流麗な軌道を描きますが、蝶はそういった規則性みたいなものはなく、本当に思うがままに舞っているように見えるのですよね。それがうらやましい。そしてそうあってほしいと思っている。この世の終わりまで蝶は自由にひらひら舞っていてほしい、そう思います。

そんでもって、その蓮始開に因んだお菓子を土曜日、即ち蓮始開の初日に作りました。将来、わたしは七十二候や年中行事に因んだ限定メニューとかを店のレパートリーに組み込みたいなって思っています。世界が、大地が、かつて生きていた存在が紡いできた文化にコミットして、先に繋げることを、自らが信じるヴィーガニズムの食を通して表現したい、共生できる食で。その夢を何が何でも叶えることが、今のわたしを突き動かすものなのです。

これがそう。旬のフルーツ、桃とマンゴー、そしてサクランボを用いて作りました。桃のコンポートがもう少しピンクに染まればより蓮っぽさが出たと思うのですが。いつか人に食べてもらう時には、より洗練されたものにしたいなって思いますね。

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