芒種の末候「梅子黄」

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先週の梅雨日がウソみたいに今日は晴れ、暑さが訪れてきました。どうやら今週はこんな日が続くんだとか。地球温暖化は確実に進行していると思われます。だからこそ、わたしはわたしの立場でできることを進めていきたいなって思います。

さて、そんな温暖化の天気となった産業革命よりはるか前の人たちにとってはそんなことはつゆ知らず(梅雨だけに)、夏至の直前となるこの時期、梅の実が熟して雨に濡れる頃だから、梅子黄(うめのみきばむ)という候を名付けたようです。梅雨、という言葉も由来は諸説あるそうですが、6月と言えば梅が店に並ぶ頃であり、即ち梅の実の収穫時期。梅の実が熟す時期であることと無関係ではないでしょう。6月上旬は青梅が並んでいましたが、そろそろ黄色く色づいた梅も店に並びそうですね。個人的には青梅から作る酸っぱさと硬さを保った梅干しが好きなのですが、さすがに今月はあまりにもお金がなさ過ぎて今年は見送りでしたね……。来年は絶対にやる!

なお、さっき温暖化がこの暑さを、とは言ったものの、どうもこの時季雨がほとんど降らない時期は昔にもあったようです。それを空梅雨というようですね。

そしてじめじめした時期の天敵ともいえるのがカビ。そんなカビが生じやすいこの時期は、別名黴雨(ばいう)ともいわれるんだとか。だとしたら梅雨の音読みとは同音異義語の関係になりますね。面白い。漢字の勉強もこうして七十二候の勉強してると楽しそうではあります。心が落ち着いたらやってみようかな。

ところで梅雨と言えば、風情を感じる情景にはアジサイとカタツムリがありますね。アジサイなんですが、昨日夜の散歩に行って来たら、中々見事に咲き誇るアジサイ畑に出くわしました。青紫の花だけでなく、ピンクのものもあれば白いものもあり、黄色く色づいたものもありました。花の大きさも一定のものが集まっているものもあれば、中心部分だけ大きく咲き誇っているものもあったりして、形もまた個性を発揮していて、思わず見惚れてしまいました。アジサイをまじまじと見たのなんて、本当に子供のころ以来かもしれません。カタツムリは見当たりませんでしたが、アジサイの花に雨のしずくが滴り、そこにカタツムリが葉に乗っかっている、という光景は一度は生で見てみたいなーって思ったりします。人間社会がどうであれただ堂々と咲き誇るアジサイや、薄明から夜の空へと、文字通り自然な色彩の移行を果たす空を眺めていると、あれこれ考えていることが一時的に吹き飛びます。そしてその度思うことが、もっとそんな自然と調和していたいと思うことですね。そうすれば、たおやかに、流れるような精神を掴む無為自然の境地に至れるだろうし、そして自然と調和することで、もっと痛みを知ることもできるのではないか、と思うのです。

散歩をしていると、自然に帰依する思考整理ができます。だからたまにやってみるのもいいですね。夜風はまだ気持ちいいですし。

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