前回、ヴィーガンスイーツをレシピになぞって作るところから次の段階へ進むため、既存レシピをヴィーガン素材に置き換え、必要に応じてヴィーガン素材仕様の製法に切り替えるスイーツ作りを始めました。前回のズコットケーキに続いて今回は、絞りクッキーの一種である、「サブレ・ポッシュ」に挑戦しました。
今回参考にしたのは、次のページです。

ケーキのホイップにもよく使う口金を用いて絞り出したクッキー記事をリング状に整える可愛らしい形のクッキー。わたしはどうにもスイーツのデザイン面が非常に弱いので、そこを改善すべく形を綺麗に作る練習も兼ねて今回はこちらをチョイスしました。
材料
クッキー生地
- 米粉:36g(A)
- アーモンドプードル:24g(A)
- 片栗粉:12g(A)
- ココナッツオイル:30g(B)
- 米油:12g(B)
- 含蜜糖:20g(B)
- 甘酒:10g(B)
- メープルシロップ:5g(B)
- 山芋:16g(B)
- 豆乳:10ml(B)
- バニラエキストラクト:小さじ1
耐熱ジャム
- ブルーベリー:100g
- デーツ:80g
- 水:後述
- レモン汁:小さじ1
- コーンスターチ:小さじ2
例によって例のごとく、粉はしっとり感とバターのコクを出すためのアーモンドプードル、サクサク感を出すための片栗粉をブレンドしたグルテンフリー仕様にしておりまして、バターの代わりの油分をココナッツオイルと豆乳で、卵の代わりの味をメープルシロップ、膨らましを山芋で、甘味は含蜜糖に加え甘酒で甘味が出るようにしました。また、風味を出すためバニラエキストラクトもちょっと隠し味として入れています。また、ジャムの方のコーンスターチは、オーブンで焼いても溶けたり蒸発しないようにするための凝固剤です。
レシピ
ジャム
- デーツを容器に敷き詰め、水をひたひたになるまで入れて30分置く。
- デーツを水ごとフードプロセッサーにかけ、ペースト状になるまで撹拌し、冷蔵庫で冷やす。
- ある程度もったりしてきたら、デーツペースト120mlとレモン汁をフードプロセッサーで撹拌する。
- ブルーベリーもフードプロセッサーに入れて撹拌し、冷蔵庫で冷やす。
クッキー
準備
オーブンを180度で予熱する。
レシピ
- Aの素材をボウルに入れて混ぜる。
- Bの素材を別のボウルに入れ、乳化するまで混ぜる。
- AとBを混ぜ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。こねないようにすりつぶす感覚で。ゴムベラがやりやすい。
- 絞り袋にゴムベラでひと掬いの生地を入れる。一口サイズで丸を絞る。
- 180度に予熱したオーブンに絞った生地を入れて170度で10分焼く。10分焼いたら一度オーブンから出して真ん中に耐熱ジャムを絞る。
- 170度のオーブンで5~10分焼く。好みの焼き色になったら完成。
焼き時間が短いので、デーツの下準備さえ早く終われば簡単に、かつ時間をかけずに作れるのがいいですね。ちなみにこれ以上焼くと普通に焦げるので注意。
完成・実食

そして出来上がったのがこちら。最低限整った形にはなってほっとしました。最初は結構目も当てられない絞り具合だったので、何度かやり直しました。焼き加減も、白みが残っていて縁だけきつね色、の方がかわいいので個人的にはちょうどいい焼き色かなって思っています。
で、今回はこちら、友達と遊ぶ約束をしていた日に作ったので、友達にも食べてもらいました。その前に当然自分でも味見はしましたが。
結果としては、友達は以前自分が作ったものよりも甘さがしっかり出ているという感想をくれて、かつ遊びながら無意識にほとんど食べてくれました。二人で分けて食べようって話だったのでひとりでに手が動いて食べてくれたのはとてもうれしかった半面、悔しい面もありました。
それは、わたしの持ち運び方が悪すぎて味はともかくサクサク具合が失われていたことです。
原因は何かと考えたら、普通にジップ付きの袋に入れていたのですが、それがただのフリーザーパックだったこともあって、外の熱気に充てられて普通にしけってしまったんだと思います。ここで改めて実感しました。市販のせんべいやクッキーになぜシリカゲルが入っているのかを。あれが乾燥からお菓子を守っていたんだと。そもそも今は梅雨の季節なんだから外気はしけってるのは当然じゃない。いくら晴れててもその辺注意しなきゃ。っていうことを改めて実感しましたね。人に食べさせるにはただ美味しく作るだけじゃなく、保存にも気を配らないと。
ちなみに味見時点では、しっとりとサクサクが両立した食感に、バニラの香り、甘酒が効いた確かな甘みに山芋の滑らかな舌触りの生地にブルーベリージャムの酸味が味のハーモニーを醸し出しており、これなら食べてもらえる!ってぐらいの出来でした。だからこそなおの事悔しい。
ともあれ、デザインは前よりいい感じにできたし、味にも少しずつ自信が出てきました。こういう可愛い形のクッキーはバリエーションを増やしていずれはクッキー缶に詰め合わせたものとして将来の店の持ち帰り用メニューにしたいなって思います。その日を夢見て、これからもいろいろと試していくぞー!
