2025年上半期振り返り

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早いもので、2025年ももう半分が終わった。正直世の中はちっともよくならないどころかファシズムや排外主義がどんどん日常を侵食してきているし、無関心は世の理不尽を脱臭して自分たちにとって都合のいいものにしか目を向けないように誘導していく。自分だってそれに呑まれない自信はない。今年のプライド月間も相変わらずだったし、自分を取り巻く社会という面で見るならば最悪を常に更新しつつある。一方で自分はどうなのか。そんな世界ではあるものの、自分の信じる道を歩いているのか。自分が信じる正しい線の上に立っているのか。夢を見失っていないか。ただただ前を歩いているだけじゃそういうものを見失ってしまうし、そうなっていることに気づくことすらない。だから振り返りは必要だよね。一度立ち上げたもの、経験したものはさらに先へと進めていかなければならないけど、そのためにはちゃんとそれらを見据えることが大事だから。

ということで、今年の上半期の振り返りを、各月に自分がやったこと、経験したこと、そして作ったお菓子とラテアートの腕の変遷などから振り返ってみるのが今回。

1月

2025年開幕の月。まずは年始早々に歳末作ったおせちを三が日かけて頂きましたね。ヴィーガンおせちという試みが果たしてうまくいくのかどうかは不安でしたが、何とか三重のおせちが作れていい経験になったなって思います。来年もやりたいですね。バリエーションを変えたり今年学んだ変換術を活用してよりおせちのレパートリーを増やしたいと思います。一方で、鏡餅の手作りには失敗したので来年はリベンジしたいです。

そして、今年は二十四節気と七十二候、雑節やご節句などの年中行事にもしっかり向き合いたい、という某氏の話に触発され、それに勝手にコミットすることとしました。そのため、現在も続けておりますが七十二候が切り替わったタイミングで、その候についてのリサーチをまとめる、という形で七十二候を生活に根付かせようと試みております。1月は小寒の初候「芹乃栄(せりすなわちさかう)」(1月5日~9日)、次候「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」(1月10日~14日)、末候「雉始鴝(きじはじめてなく)」(15日~19日)、大寒の初候「款冬華(ふきのはなさく)」(20日~24日)、次候「沢水腹堅(さわみずこおりつめる)」(25日~29日)、末候「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」(30日~2月2日)」の計6候を知りました。中でも特にしっかりできたなーって思うのは款冬華にフキノトウを買ってフキ味噌を作ったことですね。あれは本当においしかった。今度は最近美味しさに気づいた八丁味噌で作りたいですね。そして1月には五節句の一つ、人日の節句、通称七草の節句もありましたね。こちらもしっかり作りましたよ、七草粥。更には15日には小正月がありました。そこでは厄除けに小豆粥を食べる習わしがあったので、こちらも手作りしました。思えば小豆との仁義なき戦いはここから始まっていたのですね。

そしてラテアートは、チューリップを練習中でした。年始早々のものは惨憺たる出来でしたが、月末にはだいぶ形になってきてるのが、こうして並べると成長を感じられていいですね。多分生涯できるライフワークの一つになるだろうと今の時点で確信を持って言えます。とりあえず豆とミルクと時間があったらやりたくなってますもの。

そしてスイーツは、イチゴ味のスノーボールとイチゴと豆腐クリームのタルトを作っていますね。この時はまだ毎週作るってスタイルを確立できていなかったから控えめですが、まあおせちで栗きんとんとか作ってるから実質3つ作ったと言っていいでしょう。そしてこの時はまだ盛り付けに全く無頓着だったことが分かりますね、何よこの無造作な並びは。これでは美味しそうに見えないじゃない。

こうしてみると、1月は食生活、そして自分が住むこの大地にかつて暮らしていた先人たちが残していった七十二候という年中行事に向き合うことにコミットした結果、日々の生活をだいぶ腰据えて丁寧にしようとしているのが見て取れます。

2月

2月。この月は確定申告が始まり、帰りが遅くなることが多い月でした。そして二十四節気と七十二候は、先月に引き続き大寒の末候「鶏始乳」、そして立春の初候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)(2月3日~7日)」、次候「黄鶯睍睆(こうおうけんかんす)(2月8日~12日)」末候「魚上氷(うおこおりをいずる)(2月13日~17日)」、雨水の初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)(2月18日~22日)」、次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)(2月23日~27日)」、末候「草木萌動(そうもくめばえいずる)(2月28日~3月4日)」と、計7つの候、3つの節気がかかわっておりました。この辺の七十二候は覚えにくいものが多いですね。春の候なんかは文字通りで覚えやすかったのですが、この辺りはだいぶ詩的な言葉が多いなって印象でした。この月は、だいぶお菓子を作りましたね。毎週週末に作ることを心がけているのですが、それ以外にも余った食材で朝ご飯を作ったり、友達に持っていったりと作る機会を自ら増やしていたともいえます。前よりマシになったとはいえ盛り付けとかはまだ相変わらず適当ですが。このころからタルトづくりをメインに行うようになった感じがしますね。実際タルトが一番バリエーション増やせるしコーヒーとも合うしフルーツを色々使えるので個人的に好きなんですよね。作るのも食べるのも。

そして年中行事である節分もあったので、恵方巻を作って豆も炒って食べましたねえ。正直今まで節分はあまり何もしていなかったんですよね。恵方巻もなんか資本主義キャンペーンみたいであまり好まなかったし。とはいえ食材を7つにするのは七福神を表していたりと、ゲン担ぎも色々あり、おせちを作ったこともあって各食材の願掛けとかを知って、それらを自分なりに合わせてみたいと興味が湧いて手造りに至りました。何事も込められた意味や歴史を知ることで、興味を持てるものなんだなあって思えましたねえ。

3月

3月。確定申告期間の後半ということもあって前半はひたすらあわただしく過ぎて行きましたね。帰りも遅かったしこの辺はもう何をやっていたか思い出せないレベルです。とはいえ3月3日は上巳の節句、通称桃の節句と言われる日であり、ちらしずし、菱餅、ひなあられを手作りしました。この手の節句に因んだ料理、節供(せちく)は、季節の食材を使ったものが多いというのもあり、作るだけで自分の生活が先人たちがずっと繋げてきたものと繋がる感じがして、改めて作ってよかったなとも思いましたね。調和を感じるというか。今まで全くやってこなかったから初めてなことだらけなのも新鮮でした。

二十四節気と七十二候は、雨水末候「草木萌動(そうもくめばえいずる)(2月28日~3月4日)」、啓蟄の初候「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)(3月5日~9日)」、次候「桃始笑(ももはじめてさく)(3月10日~14日)」、末候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)(3月15日~19日)」、春分の初候「雀始巣(すずめはじめてすくう)(3月20日~24日)」、次候「桜始開(さくらはじめてひらく)(3月25日~29日)」末候「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)(3月30日~4月3日)」の、3節気、7候がありました。思い出深いのは雷乃発声の時に、ちょうど帰りに雷をまとう雷雨が降った日があったなあってときですね。しかし雷は昔の人にとっては豊作を祈願する対象だったとかそんな話もあり、自然への進行や共生が今よりだいぶ密接だった時期に思いを馳せる機会にもなりました。また、3月20日は春分の初候であり、春彼岸であり、社日でもあるという非常に年中行事としてはあわただしい一日だった気がしますね。ここで彼岸参りから帰る時に物凄く美味しいヴィーガン料理店にであり、将来の店にはこういう感じの食材調達して料理提供したいなあと思ったものです。秋彼岸の時にもいきたいですね、あの店。

そしてお菓子は6品作ってますね。豆乳プリン、バナナドリームパイ、ブルーベリータルトレット、フレッシュフルーツタルト、メープルマドレーヌ、そしてチャイスパイスクッキー。タルトレットは一口サイズなのもまたいいですね。個人的に食べやすかったです。タルトの盛り付けは相変わらず無造作ですが、以前よりは秩序的になったような気もします。この辺で整える楽しさに気づき始めたのかもしれません。

ラテアートは、線が大分細かく出せるようになり、確かな上達が見られたのがうれしかったです。

そしてこの時期、コミュニケーション検定を受けて96点で合格しました。今年初めての資格ですね。そして時を同じくしてeco検定のテキストを購入し、受けることとしました。この辺で、コーヒーを愛好するものであるならば、環境問題へのコミットも必要と感じた結果です。将来は何も奪わず、地球の存在達と共生し、循環過程に貢献できる居場所となる、そんな自家製農園兼カフェを立てるのが夢なので。その夢へ向けて、また一つ学ぼうと思った結果ですね。

4月

4月。年度初め。引っ越してから1年がたったということにもなり、だいぶこの暮らしにも慣れてきたなあとしみじみ。川崎はいい街です。全国で初めてのヘイトスピーチに対する罰則規定付きの条例が制定されてるし、朝鮮学校への補助を県が打ち切った対抗策として外国人学校に対して児童の健全な成長に資するための支援金を打ち立てていると、行政が差別に対して毅然とした姿勢で、そこに住む市民のために動いている、というのが感じられるのです。そしてコーヒーの生豆や珍しい銘柄、スペシャルティコーヒー豆が買える店がある、わたしの大好きな体のラインがあまり出ない、蝶のイメージがちりばめられたロマンティックでエレガントな服がそろった店もある。ヴィーガンスキンケア用品がそろったLUSHやTHE BODY SHOPもある。お菓子作りの材料や道具が一通りそろった富澤商店もある。わたしの夢と信条に適った暮らしをするにはこれ以上にない位に環境が整っています。

そんでもってこの時期の二十四節気と七十二候は、先月に引き続き春分の末候「雷乃発声」、清明の初候「玄鳥至(つばめきたる)(4月4日~8日)」、次候「鴻雁北(こうがんかえる)(9日~13日)」、末候「虹始見(にじはじめてあらわる)(14日~18日)」、穀雨の初候「葭始生(あしはじめてしょうず)(19日~24日)」、次候「霜止出苗(しもやんでなえいづる)(25日~29日)」、末候「牡丹華(ぼたんのはなさく)(30日~5月4日)」でした。春の候は冬に比べるとだいぶ意味を推察しやすいものが多いですね。印象的だったのはやはり最後の牡丹華ですね。牡丹と言えば春分、もとい春彼岸に牡丹餅を捧げるくらいには春を象徴する花ってイメージで、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざの存在を、この候を迎えて初めて知りました。そして「お、これって上伊那ぼたんじゃん!」ってなったのはいい思い出です。しかもそのことSNSで呟いたら作者様に反応いただきましたし。

そしてお菓子はタルト2つ、ウィキッドカラーのチーズケーキ、友達に持っていくタルトレットとビスコッティを作りましたね。このタルト、を作る過程で、わたしはタルトの中に詰めるクリームを色々と試行錯誤していたのですが、アボカドとカボチャを組み合わせるのが最高においしいということに気づきました。アボカドの甘み(味覚的なものではなく触覚的なものであり、かつ他の素材の甘さや酸味を引き立てる縁の下の力もち)は、即ちバターの甘みのようなもの。ヴィーガンスイーツにおいてコクを出すのにアボカドを油分のアクセントとして使うことがそのコツなんじゃないか、という手掛かりになりました。そしてそれに気づかせてくれたのは、アボカドの甘みが凄い!みたいなツイートをタルトの画像と共にアップしたら、家長むぎ氏がくれたリプです。アボカドマスター(確か昔配信で言っていた)と称するかの方がアボカドの甘みとは?といった疑問を呈してくれたおかげで、それを言語化できたものと考えています。おかげでわたしのタルトは一段階進化したと言っていいでしょう。

そういう意味でも思い出深い月ですね、4月は。

5月

そして5月。5月はタルトが一定の気付きを得た、ということで、全く形にならなかったパイに挑戦してみました。あとはスポンジケーキもですね。この辺が結構苦手な分野なので、克服しようと試行錯誤して見た月だったと思います。まあ最後はやっぱりタルトに行き付くのですが。パイは米粉とココナッツオイルで作っていますがどうにもサクサク感が出せないのが悩みどころですね。形だけはなんとか、って感じですが。とはいえ6月に得た学びを活かしてもう一度チャレンジしてみたいな、って思ってもいます今は。

そして二十四節気と七十二候は、先月に続き穀雨の末候「牡丹華」、立夏の初候「蛙始鳴(かわずはじめてなく)(5月5日~9日)」、次候「蚯蚓出(みみずいづる)(10日~14日)」、末候「竹笋生(たけのこしょうず)(15日~19日)」、小満の初候「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)(21日~25日)」、次候「紅花栄(べにばなさかう)(26日~30日)、末候「麦秋至(むぎのときいたる)(31日~6月4日)」でした。画像の紅花のドライフラワーは、この候に因んで買ったものです。そして時を同じくして「アルジャーノンに花束を」を読み終えたので、アルジャーノンに捧げるつもりで飾っています。画像に上げた二冊の本は、どちらもわたしにとって、わたしが自分の存在に悩み苦しんだ時に、自分はどうありたかったのか、どういう人に輝きを感じたのか、を思い出すために手に取るであろう二冊です。自分の存在に、在り方に、いまひとつこうだって言えるものがなかった自分が、本を読んで、当然に存在する人の事、それらを見ること、誰が黙殺していようが実在すること。そしてそれを見ている人はきっといること。それらは誰かにジャッジされるためのものじゃなく、自分が感じ、喜び、生きて行くために考えていくべきであること。それらを大事にしたいと思い、一歩踏み出していこうと思えた月でした。

6月

そんでもって6月は主に日々の食卓に変革が訪れました。

一つ目は、雑穀の一つ「高キビ」の存在。これを用いたミートローフ風のメニューをサンドイッチのレシピ本で知り、実践してみたんですがこれが非常にコクがあって美味しい。更にボリューミーでサンドイッチに挟めばハンバーガーを食べてるみたいで満足感が半端ない。栄養素もタンパク質や鉄分などが豊富でヴィーガンに不足しがちな栄養素を補ってくれるので、今後朝のサンドイッチにはなるべく作りたいなって思いました。

二つ目は、八丁味噌。それまで自分はとりあえず無添加の赤みそや白みそを使っていたのですが、八丁味噌というのは大豆と塩だけで作られた味噌で、かの徳川家康も愛好していたんだとか。とはいえ高かったのであまり手が出せる代物ではなかったのですが、思い切って買ってみました。すると今までの味噌には戻れないくらいには濃厚でザ・大豆なんですが口全体に香りが広がるような芳醇さがたまらなく、五菜三根の具だくさん汁にはピッタリ、野菜を包むように大豆が広がっている感じでした。

そしてヴィーガンスイーツの講座にもいきましたね。独学に専門家たちの経験や見地を得たいと思い。一日の研修でしたが、食材の転換方法について学び、塩の加減が美味しさの秘訣とか、卵の代わりになる者にはメープルシロップ、豆乳、そして山芋があるということ。甘味は含蜜糖+もう一品で味がボケないようにとか、独学ではたどり着けなかった色々を知ることができました。確かに今まではレシピ本とかレシピ動画とかをなぞるだけで、食材の変換を知らなかったので、これを得られたのは大きかったです。今まで上手くいかなかったお菓子も、もう一度この変換技術を活用して再チャレンジしたいなって思いました。そしてオリジナルメニュー作りにも大いに役立つものと信じています。

そんな感じで意気揚々と作ったのは、チューリップ型のクッキーとか、アボカドクリームたっぷり塗ったスポンジケーキをタルトに乗せた奴とか、ドーム状のケーキ、通称ズコットケーキとか、絞り出しクッキー「サブレ・ポッシュ」とかでした。ズコットケーキは生地が本当においしくできたので、これも山芋パワーか!?とテンション上がってました。あとはもう少し見栄えをよくすれば言うことなしですね。

以上、上半期振り返ってみましたが、お菓子に関しては最初見た目気にしてなかったからそれを考えると食材の変換技術を知ったり、盛り付けを意識したりと自身の意識改革が大きかったなって思います。将来は人にお出しするんだからその辺もちゃんと考えないといけないのは分かっていたのですが、それが頭でなく心で理解できた気がします。味だけじゃなくて、お菓子というのは視覚、触覚、嗅覚、聴覚も含めた五感で美味しさを感じるものなんだってことが。それもまたあのアボカドの甘さについてのお話から本格的に意識しだしたので、あの邂逅は大きかったと思います。

さて、下半期はどのように過ごすかですが。とりあえずは秋にはまた一つ資格を取りたいですね。食生活アドバイザー2級か日本農業検定辺りを考えています。そしてこれを書いている頃に、eco検定は取得しました。お菓子はより盛り付けを磨き、胸を張って人に食べさせたい!と思えるものをもっともっと作っていきたいですね。そしてヴィーガンスイーツに関するコンテストとかイベントがあるなら積極的に行ってみたいし、プロの見地をもっと見てみようと思います。わたしが店を立てたい、と言ってるのは本気の夢なので。絶対に叶えたいから、もうただお菓子作ってるだけじゃなく、喫茶店経営に向けた多角的に、体系的に学んで実践していかねば、と思っていますので。

まあ、まずは来月に迫った税理士試験ですね。流石にいい加減一科目は取って成果を出したいところです。

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