本日から21日(月)までが、小暑の末候「鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす・もしくはたかすなわちわざをならう)」となります。小暑ももうラスト。これが過ぎたらいよいよ一年で最も熱くなる大暑となります。正直小暑でこれなら大暑は一体どうなるのか、考えただけでも汗が噴出しますね。
さて、そんな鷹乃学習、珍しいことに読み方が二通りあるのですね。がくしゅうす、とわざをならう。持っている七十二候関連の本でも読みが真っ二つに分かれていて驚きました。意味合いとしてはどっちも5・6月に孵化した鷹の子供が成長し、巣立ちのために飛行や捕食の練習を積む時期、という意味ですね。七十二候は植物と並んで鳥にまつわるものも多いです。それだけ空を舞う鳥の存在が、当時の人たちにとっては身近な存在だったのかもしれません。鷹と言えば正月の初夢の縁起物としても扱われていますね。見たことはないですけど。また鳶が鷹を生む、とかいうことわざもありますが、鳶も鷹も猛禽類ってだけで生態などは結構違うみたいなので、はっきり言ってこれは人間が勝手にこの二種に序列を作っただけに過ぎないなって思いますね。特に鳶は死肉を食らうことで大地の循環の一端を担っていますし。まあそんなのも二者からしたら人間がなんか言ってらーくらいにどこ吹く風なんだろうなって思います。
この時期の野菜はゴーヤがありますね。といってもわたしはゴーヤを自分で調理したことがまだないんですよね。これを機にやってみようかな。沖縄料理のチャンプルーが有名ですが。てかニガウリとゴーヤが同じものだってのもこれまたつい最近知りました。これだけ歳を重ねてもまだ色々知ることの楽しさを感じられるのは気持ちがいいものです。決めた、週末はゴーヤで何か作ろう。
んで、この「鷹乃学習」の時期の土曜日は、いわゆる土用丑の日と言われる夏土用です。冬土用、春土用と来ての夏土用ですから、意味合いとしては季節の変わり目に向けて体を休める、というものですね。土の神がこの時季だけ土に戻ってきますから、その間土をいじったり新しいことをするのは控える、っていう慣習があるのは、この夏土用も同じ。そして陰陽説と五行説に基づくと、夏土用は五色における冬の色である黒の要素が薄まるので、黒い食べ物、または夏土用の日である丑の日に因んだ「う」のつく食べ物が行事食となりますね。もうすでに有名な話ですが、ウナギを食べるというのは江戸時代の発明家平賀源内がうなぎ屋に吹き込んでプロモーションした結果なので、歴史自体は大して長くありません。それにヴィーガニズムの観点からはまず食べるものには入りませんね。わたしは多分大好きな梅干しと梅酒、それからきくらげやワカメなどを使って冷え冷えの酢の物でも作ろうかなーって思ってます。
いずれにせよ、大暑に向け、季節の変わり目に向け、この時季はしっかり身体を労わりつつ過ごしたいなって思いますね。
