2025/9/9 重陽の節句

菊酒、栗ご飯、ひじきの煮物、味噌汁、菊入紅白なます、キュウリの糠漬けが並んだ食卓。背後には家長むぎのにじぬいと司賀りこのにじぱぺがある。 日々の生活
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今日は重陽の節句。五節句最後の節句であり、五節句では唯一明治の時代に季節に因んでないとかそういうよくわからん理由で廃止された節句でもあるらしい。とはいえ時の権力者が勝手に消したところで、先人たちが健康無事を願った文化は絶えることはない。店先には菊の花が並び、花屋によっては重陽の節句のポップアップが為されているところもあった。花を取り扱う専門家たちが、特に目立たなくなってしまった節句もしっかり覚えていて、専用のポップアップを作ってくれているのが、どこか嬉しかった。今年は年中行事に色々と向き合っているのだけど、だからかもしれない。自分だけではない、年中行事を大事にしている人は色々なところに存在している。どれだけ時代が流れてもそういう流れはきっと絶えないのではないかなとも思う。

そういうわけなので、この重陽の節句においては、菊の花を清酒に和えた菊酒、食用菊の料理(酢の物とか)、ナス料理、栗ご飯を食べて健康無事を願うらしい。ということで作ってみたのだけど、平日に生栗は調理するものではないなって改めて思った。なんせ前日の夜から水につけて、朝に鬼皮をむき、帰宅後に渋皮を剝いてご飯を炊き始めたのだけど、それでも普段より1時間近く遅れてしまった。その分久しぶりに香の物も添えた一汁三菜を用意できたので、苦労に見合った食卓にはなったと思う。そして栗は苦労に見合って美味しい。菊も香りがほのかに香り、久々に平日に晩酌もできた。最近はローテーションと化していたから、行事を大事にした食を用意するということができて、人生を生きているって思えた。そしてそして今年はその重陽の節句の夜に満月だったと、これまた偶然なのかわからないけど、運命を感じずにはいられなかった。月明かりに照らされる菊酒というのも乙なものだね。来年もこんな風に年中行事を楽しめたらいいな。自分なりの方法で。

菊酒、栗ご飯、ひじきの煮物、味噌汁、菊入紅白なます、キュウリの糠漬けが並んだ食卓。背後には家長むぎのにじぬいと司賀りこのにじぱぺがある。
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